道路崩落から1カ月…未だ復旧工事行われず観光施設や飲食店から不安の声「この先も心配だけど早く復旧してほしい」 新潟・柏崎市

29日は新潟県柏崎市高柳町で発生した県道の崩落について。未だ復旧工事が行われない中、現場周辺の観光施設や飲食店からは一日も早い復旧を望む声が聞かれました。

29日は新潟県柏崎市高柳町で発生した県道の崩落について。未だ復旧工事が行われない中、現場周辺の観光施設や飲食店からは一日も早い復旧を望む声が聞かれました。

現在も一部通行止めとなっているのは、柏崎市高柳町門出から荻ノ島間の県道です。この県道が崩落したのは3月26日。

大量の雪解け水が土の中に浸透し、地盤が緩んだことで発生したとみられている道路の崩落。4月2日に専門家による現地調査が行われ、7日からは雪解け水の流入を防ぐ工事や地質調査が進められてきましたが、未だ復旧のメドは立っていません。

こうした状況に困惑しているのが地元の観光施設です。

【じょんのび村協会 伊藤美穂セールスマネージャー」
「門出地区のよく来られていたお客様の顔は見られていなかったりだとか、宿泊のお客様も富山から来られる方がそこを通る予定だったのか、案内すると通れないから一旦キャンセルしますとかきのうもそういうことがあったり、やっぱりまだ影響は残っていますね」

温泉施設などが人気の柏崎市のじょんのび村では3月26日から31日までの売り上げが前年に比べて約6割減少。4月も宿泊者数が半減するなどして売り上げは500万円ほど下がっているといいます。

【じょんのび村協会 伊藤美穂セールスマネージャー】
「GWと思えばやっぱりちょっと少ない」
Q普段はどれくらい
「けっこう満杯で”どこに止めたらいいんだ”みたいな感じになっていたりするので」

かき入れ時となるはずの大型連休に心配しているのは観光施設だけではありません。

1958年創業で高柳名物のジンギスカンを提供している澤田屋。

【澤田屋 小林幸子店主】
「GWとかこれからお盆の時期になると規制するお客さんとか、家族で来るお客さん、必ず来てくれるような方も思い浮かぶのでそういう人たちがまた遠のくのかな来づらいのかと思って心配している」

上越・十日町方面の客は40分ほど迂回しなければならないほか、お店に向かうまでの道に全面通行止めの看板が出ていることから客足の減少を懸念していました。

【澤田屋 小林幸子店主】
「1年2年で終わらないのかもしれないという不安もあるのでこの先も心配だけど早く復旧していただければなと願っている」

県や柏崎市によりますと、今後は地質調査で得られた知見をもとに復旧方法を検討してから工事に着手するということです。

最終更新日:Tue, 29 Apr 2025 18:52:32 +0900