
第四北越フィナンシャルグループと群馬銀行の経営統合をめぐり、日銀新潟支店の平形支店長は「地元の金融機関に体力があることは、地域経済にプラスになる」と見解を示しました。
【日本銀行新潟支店 平形尚久 支店長】
「引き続き、県内景気は原材料高の影響などを受けつつも持ち直している」
5月2日に開かれた会見で県内の金融経済動向について、こう基調判断を示した日銀新潟支店の平形尚久支店長。
この中で4月に発表された第四北越フィナンシャルグループと群馬銀行の経営統合に向けた基本合意について地域経済への影響を問われると…
【日本銀行新潟支店 平形尚久 支店長】
「財政面で強い金融機関があるということは、やっぱり企業とか地域経済を支えるという意味では非常に大事になってくる」
両社の経営統合が実現した場合、単純合算で総資産約21兆4000億円、預金残高17兆2000億円と、地方銀行トップクラスの金融グループが誕生します。
平形支店長は「互いのノウハウを生かした経営改善の支援体制ができることは、地元経済の追い風になる」として経済活性化に期待感を示しました。
【日本銀行新潟支店 平形尚久 支店長】
「地元の金融機関の力がなくなって地元経済に悪影響を及ぼしたという過去の事例もあるので、金融機関の体力だとか経営体力だとか、実力があるということは地元経済にとっては非常にプラスになる」
一方、アメリカのトランプ関税による影響については、県内も日本酒などの輸出が減少し、企業収益も下振れするリスクがあるとし、引き続き動向を注視していくと話しました。
最終更新日:Fri, 02 May 2025 19:00:21 +0900