高校野球の大会で金銭賭ける…“野球賭博”で会社役員ら33人を書類送検 携帯電話のアプリで参加者募り1人から3000円集める 新潟

新潟県警は5月16日、野球賭博をした疑いで新潟市の会社役員ら33人を書類送検したと発表しました。33人が金銭を賭けていたのは高校野球の大会でした。一体、その手口とは…

新潟県警は5月16日、野球賭博をした疑いで新潟市の会社役員ら33人を書類送検したと発表しました。33人が金銭を賭けていたのは高校野球の大会でした。一体、その手口とは…

野球賭博の疑いで書類送検されたのは、新潟市中央区の会社役員の男(63)ら33人です。

33人は、おととし3月に開かれた高校野球の大会で、会社役員の男に対して携帯電話などで申し込み、金銭を賭けていた疑いが持たれています。

【記者リポート】
「会社役員の男は、携帯電話のアプリを使って賭博の参加者を募っていたということです」

警察によりますと、この会社役員の男が無料通話アプリで参加者を募り、1人から3000円を集めて優勝と準優勝を予想。当たった人に配分金を渡していたということです。

一方で、的中しなかった場合は、キャリーオーバーとしてほかのアマチュアスポーツのイベントの賭博資金に充てていました。

中には、沖縄県名護市の男や滋賀県大津市の女など全国から参加している人も。

全員が会社役員の男を中心とした取引会社や飲食店のつながりで、10年以上前からグループがあったと言います。

おととし着手した別の事件の証拠品の捜査で明らかになった今回の野球賭博。

リーダー的役割を担っていた会社役員の男は警察の調べに対して、おおむね容疑を認めているということです。

警察は匿名流動型犯罪グループ・トクリュウのグループの可能性が高いとみて捜査を進めています。

最終更新日:Fri, 16 May 2025 18:52:29 +0900