
今年3月、新潟県三条市内の廃業したスポーツ施設に侵入し、約600万円相当の銅線ケーブルを盗んだ疑いで漁師の男ら6人が逮捕されました。事件が発覚したきっかけは、男らが使っていた“漁船”でした。
【記者リポート】
「押収された銅線が大量に並べられています。見てみると、鋭利なもので切られているのが分かります」
建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、新潟市や札幌市などに住む漁師の男ら6人です。
6人は3月中旬、廃業した三条市内のスポーツ施設に侵入し、2200mの銅線ケーブル約600万円相当を鋭利なもので切断し、盗んだ疑いが持たれています。
漁師仲間だという6人。事件が発覚したきっかけは、6人のうちの1人が使っていた“中型漁船”でした。
【通報】
「漁船の中に銅線を保管している」
3月上旬に県内の漁港関係者から新潟海上保安部に通報があり、窃盗事件では県内で初めて新潟海上保安部と県警が合同捜査班を結成。
廃業したスポーツ施設の所有者から被害届が出されていて、防犯カメラの映像などから6人の犯行を特定したということです。
警察は共犯事件のため6人の認否を明らかにしていません。
警察は男らが転売目的で銅線ケーブルの窃盗を全国で繰り返していた可能性が高いとみて、余罪などを詳しく調べています。
最終更新日:Mon, 19 May 2025 18:42:31 +0900