4羽の“トキ”ハードリリース方式で佐渡の大空へ飛び立つ!来年は石川・能登半島で本州初の放鳥を予定

5月28日、新潟県佐渡市でトキの放鳥が行われ、4羽が大空へと飛び立っていきました。

5月28日、新潟県佐渡市でトキの放鳥が行われ、4羽が大空へと飛び立っていきました。

佐渡市の椎泊地区で行われたトキの放鳥。

32回目となる今回は今年の3月から野生復帰に向けて順化訓練を受けてきた4羽のトキを放鳥。

今回は放鳥箱からすぐに飛び立たせるハードリリース方式が採用され、地域の住民や地元の小学校の児童約80人が見守る中、次々と佐渡の大空へ飛び立っていきました。

【児童】
「羽ばたいた様子がきれいで、びっくりよりもきれいが勝った」

【児童】
「トキに長生きしてほしい」

トキの生息エリアを平野だけでなく、中山間地にも増やそうと放鳥場所に選ばれた椎泊地区。

【環境省 北橋隆史さん】
「野生の中に飛んで行ったトキがこれから椎泊地区に生息して、来年には繁殖もしてくれるといいなと期待している」

一方、来年は500羽を超えるトキが定着している佐渡市では放鳥は行わず、石川県能登半島での本州初の放鳥を予定しています。

【石川県生活環境部 成瀬英之 部長】
「この感動をしっかり能登に届けたいと思っている。これからちゃんと準備を進めていきたい」

再来年以降、再び佐渡市で放鳥が行われるかは決まっていません。

最終更新日:Wed, 28 May 2025 19:22:23 +0900