
去年11月から今年にかけて茅葺屋根の修復工事をしていた新潟県佐渡市真野地区の『大膳神社』。
修復工事を終え、6月1日披露されたのはコミカルで明るい笑いを誘う鷺流狂言です。
演目は『痺れ』。主人からお使いを頼まれた召し使いが足の痺れで動けないと嘘をつき、水汲みの作業を嫌がる召し使いと主人とのコミカルなやりとりが見どころです。
【佐渡鷺流狂言研究会 柴田剛宜さん】
「笑いどころみたいなところも心得たところで来ていただいているので、非常に見に来ている方の熱意が高めで緊張した」
その後、会場は厳かな雰囲気に。火が灯される中、薪能が始まりました。
この日は佐渡市で行われる薪能月間の初日で、お祝いの場などで演じられる祝賀能の『猩々』が披露されました。
【来場者】
「色とか動きとか、全体的な雰囲気をそのまま受けて楽しむことができた」
訪れた人たちは古くから島に根付く伝統芸能に酔いしれていました。
最終更新日:Mon, 02 Jun 2025 19:08:09 +0900