新潟県高校総体・バレーボール。6月8日、小千谷市で決勝が行われ、女子は新発田商業が連覇達成。男子は関根学園が悲願の初優勝となりました。
〈男子〉関根学園が悲願の初勝利！
小千谷市総合体育館で8日に行われた県高校総体バレーボール決勝。
【吉田優アナウンサー】
「去年、惜しくも準優勝となった新発田中央と勝てば初優勝の関根学園。男子決勝の熱い戦いがこれから始まります」
なんとしても優勝をつかみ取りたい両チーム。第1セットは互いに一歩も譲らず競り合う展開に。先に20点台にのせたのは去年の悔しさを晴らしたい新発田中央でしたが…
【実況】
「エースの竹田。後衛に行っても存在感があります」
後半、関根学園のエースでキャプテンの竹田が強烈なスパイクを見せ、徐々に流れをつかむと、セットポイントを獲得。
【関根学園3年 竹田尊飛 主将】
「自分は高さがあるので、ブロックの上から打つというのを意識していた。自分が潰れたら負けるし、自分が決めれば勝てるので、そこを考えてやっていた」
最後まで粘り強さを見せ、そのまま関根学園が第1セットを奪います。
続く第2セットでも関根学園が3連続ポイントを見せるなど流れをつくりますが、このままでは終われない新発田中央は関根のエース・竹田を徹底マーク。
その後も一進一退の接戦となる中、最後は関根・下鳥の力強いスパイクで勝利。悲願の初優勝を果たしました。
【関根学園 春日正史 監督】
「不安な部分もあったが、やるにつれてよくなっていく。試合の場面でも笑える余裕があったり、そういった意味では生徒自身が成長したのかなと思う」
【関根学園3年 竹田尊飛 主将】
「自分たちで時代をつくっていくというのを目標にしてやっていたので、そこが達成できてうれしいのとインターハイがすごく楽しみ」
〈女子〉新発田商業が連覇達成！
一方、女子の決勝は連覇をかけた新発田商業と8年前に初優勝を果たしている中越高校が対戦。
試合は新発田商業がエース・伊藤の攻撃力を武器に最大11点差までリードを広げ、第1セットを奪います。
【新発田商業3年 伊藤萌 選手】
「1年前を思い出して、勝つことではなく“ここ一本”というところで、みんなで1点を取りに行けたと思う」
しかし、第2セット、先手を取ったのは…
【実況】
「粘り勝ちました。中越、第2セット最初のポイントを手にしています」
中越が持ち味である粘りのプレーをみせ、互角の勝負を展開。第1セットを奪い、一気に勝負を決めたい新発田商業にとっては難しい展開となりますが…
【新発田商業3年 伊藤萌 選手】
「先を見すぎないで、今のこの一本に集中というのを常にチーム全体で心がけて、しっかりみんなで目を見合って話し合った」
その後、新発田商業がなんとか1点差でセットポイントを握ると…
【実況】
「今度はレフトから伊藤。最後決めたのは新発田商業。連覇達成です」
最後は気持ちのこもったプレーで得点を決め、新発田商業が連覇達成を成し遂げました。
【新発田商業3年 澤結子 主将】
「たくさん練習してきたので、その練習の成果を出し切れてよかったという声がけをした。チーム力をもっと固めて、インターハイでは一試合でも多く勝ち進んで、良い結果を残せるように頑張りたい」
勝利した関根学園と新発田商業は夏に行われるインターハイに出場します。
最終更新日:Mon, 09 Jun 2025 18:55:11 +0900
