

6月13日の新潟県内は夏日を観測する地点が続出しました。本格的な夏が近づき、水辺のレジャーを楽しむ人が増える一方、注意しなければいけないのが水の事故です。新潟市では消防による水難救助訓練が行われました。
【新潟市南消防署 棚邊健 訓練担当係長】
「これからの時期は河川でバーベキューをしたり、プール等に出かけたりする機会が増えて楽しい季節だが、おぼれて救急搬送されるのも、この時期に多くなる」
新潟市南区の信濃川の河川敷で行われた水難救助訓練には、新潟市南消防署の隊員10人が参加しました。
去年、新潟市内では40件の水難事故が発生していて、このうち約6割が川の水位が上がりやすい出水期に起きていることから、消防は毎年この時期に訓練を行っています。
【記者リポート】
「久しぶりに川で行われる訓練ということで、隊員たちは、まず救命ボートの操作方法について確認しています」
訓練ではまず、参加した隊員たちが救命ボートの操作手順を確認しました。
その後行われたのは、釣り人が誤って川に転落し、流されてしまったことを想定した救助訓練。そこで使用されたのが“救命索発射銃”です。
【古川リポ】
「訓練で使われている救命索発射銃。浮き輪が入った筒をこちらの銃の中に詰めて発射することで、数10m先のおぼれている人などを助けることができます」
銃から発射された浮き輪は川で助けを待つ要救助者のもとへ。こうした道具を活用しながら、流された人を助け出すまでの手順が確認されました。
【新潟市南消防署 棚邊健 訓練担当係長】
「近年、局地的な豪雨が各地で発生している。河川の急な増水や氾濫、土砂災害には十分注意して、増水した河川には決して近づかないでほしい」
また、消防は海や川でのレジャーを楽しむ際には、救命胴衣を着用するよう呼びかけています。
最終更新日:Fri, 13 Jun 2025 18:55:37 +0900