

新潟県立松代病院を来年4月に入院機能のない無床診療所とし、入院機能を県立十日町病院に集約する方針を発表している県。十日町市で6月29日、地域住民へ説明が行われました。
【県 金井健一 病院局長】
「患者数の減少はもちろんだが、県は厳しい財政状況にある。病院機能の見直しが県政の重要、かつ喫緊の課題としてクローズアップされている」
県が発表している県立松代病院を来年4月に入院機能のない無床診療所とし、入院機能を県立十日町病院に集約する方針について住民への説明が行われました。
県立病院の経営悪化や入院患者の減少などを理由に病院機能や規模の適正化を進める県に対し、地域住民からは不安の声が上がります。
【地域住民】
「冬の交通、この辺、今年は(雪が)最大4m十何cm積もった。本当に大変」
【地域住民】
「過疎地域だって命の重みは同じ。松代病院も県立のまま無床化なんてひどいこと。ぜひ、考え直してください」
県は今回出された質問や意見を踏まえて十日町市などとも協議していく考えですが、住民の不満はくすぶっています。
【地域住民】
「今回はやり方があまりにも強引すぎて。今回は説明会ではなくて報告会のよう」
県は今年9月ごろに改めて説明会を開き、診療所化の具体的な内容や日程を提示。12月県議会に松代病院を診療所とする条例改正案を提出する予定です。
最終更新日:Mon, 30 Jun 2025 22:00:00 +0900