

昨年度、過去最大の46億円の赤字となった新潟県立病院事業。6月30日、妙高市の城戸市長などが妙高高原地区唯一の医療機関である県立妙高病院の機能や規模の維持を県に要望しました。
30日、県病院局の金井健一局長のもとを訪ねたのは、妙高市の城戸陽二市長。
手渡したのは、県立妙高病院の適正な機能や規模の維持を求める要望書です。
県立病院をめぐっては厳しい経営状況が浮き彫りになっていて、昨年度は過去最大の46億円の赤字に。収支改善をしなければ運転資金にあたる内部留保資金が今年度末にも枯渇する見通しとなっています。
県は妙高高原地区唯一の医療機関である県立妙高病院についても、今年度中に機能や規模の適正化に向けた見直し方針を打ち出すこととしています。
これに対し、城戸市長は「この地域ではリゾート開発の計画により、国内・国外から多くの観光客が訪れ、医療需要が拡大する可能性がある」などとして今回の要望書を提出。
現在8つある外来診療科目の維持や老朽化した設備の修繕などを求めました。
【妙高市 城戸陽二 市長】
「地域の実情については十分理解いただいたと認識している。市民の方の不安を少しでも払拭できるような取り組みをさせていただきたい」
県病院局は要望書の内容を踏まえて、今後の対応を検討するとしています。
最終更新日:Tue, 01 Jul 2025 05:00:00 +0900