

8月5日、JR信越線で男性車掌が乗務中に私物のスマートフォンを操作し、動画アプリを使用していたことが分かりました。車掌はこの日以外の乗務中にも、複数回動画アプリを使用していたといいます。
JR東日本新潟支社は6日、JR信越線の押切駅~北長岡駅間で5日、乗務中の30歳の男性車掌が私物のスマートフォンを操作して、業務と関係ない動画アプリを使用していたと発表しました。
5日午前8時50分ごろ、指導担当社員が、車掌のスマートフォンがルールで定められている遮へい袋に入っておらず、電源が入った状態で私物のカバンの中に入っているのを見つけたことで、今回の問題が発覚しました。
本来、業務にあたる車掌は私物のスマートフォンの電源を切り、遮へい袋に入れて、カバンの中に入れることがルール化されているということです。
その後の聞き取りで、車掌は乗客の安全確認など業務の合間を縫って車掌室に戻り、私物のスマートフォンを操作して動画アプリを使用していたほか、別の列車の乗務中にも使用していたことを認めているといいます。
動画アプリを使用していた理由について、車掌は「動画を再生することでポイントが貯まるアプリを使用していて、より多くのポイントを貯めたいと思い操作した」と説明しているということです。
JR東日本は「今回の事象を重く受け止めるとともに当該車掌に対しては厳しく指導する。乗務中に私物の携帯電話を使用しないことについて、改めて教育を行い、同様の事象を発生させることのないよう指導を徹底していく」とコメントしています。
最終更新日:Wed, 06 Aug 2025 17:16:43 +0900