

石川県の能登空港の滑走路で、第九管区海上保安本部新潟航空基地所属の航空機が操縦訓練をしていた際、プロペラが滑走路に接触するトラブルがあり、国交省は重大インシデントに認定し、調査に入りました。
8月13日午後2時ごろの石川県の能登空港の映像。映っているのは、連続離着陸訓練を行っていた第九管区海上保安本部・新潟航空基地所属の航空機です。
このとき、航空機はあるトラブルを起こしていました。
【運輸安全委員会事務局 田上啓介 航空事故調査官】
「着陸時にタイヤ以外が接地したという航空法施行規則の中の規定に該当しましたので、重大インシデントということで認定されております」
こう話すのは15日、新潟航空基地に派遣されてきた国交省運輸安全委員会の事故調査官です。
第九菅区海上保安本部などによりますと、能登空港で訓練中にプロペラが滑走路に接触した航空機はその後、午後4時前に新潟航空基地に到着。
点検を行ったところ、左側のプロペラ4枚の先端に損傷が見つかったということです。
乗っていた6人にケガはなく、民間機への影響もありませんでしたが、国交省は事故につながりかねない重大インシデントに認定。調査を開始しています。
【運輸安全委員会事務局 田上啓介 航空事故調査官】
「乗員へのインタビューを重ね、どういったシチュエーションでこの重大インシデントが起こったかについて解明していく」
調査官は16日、能登空港の滑走路などを調査するということです。
最終更新日:Fri, 15 Aug 2025 22:00:00 +0900