生活費に?錦鯉組合で50代の女性職員が約1200万円を不正利用…チェック体制の不備が原因か 新潟・小千谷市

新潟県小千谷市の小千谷市錦鯉漁業組合は18日、50代の女性職員による不正会計処理が発覚し、約1200万円の資金が流用されていたと発表しました。
NST新潟総合テレビ

新潟県小千谷市の小千谷市錦鯉漁業組合は18日、50代の女性職員による不正会計処理が発覚し、約1200万円の資金が流用されていたと発表しました。

組合によりますと、不正を行っていたのは2018年から組合に勤める50代の女性職員で、去年4月から今年6月までの間、組合が一般社団法人新潟県錦鯉協議会から委託された業務に関する資金約1200万円を、協議会の口座から引き出し、自身の生活費に充てていたとみられています。

女性職員は事務局で経理を担っており、6月24日から体調不良を理由に欠勤。その後、不審に思った他の職員が会社で保管されているはずの通帳が見当たらないことに気付き、本人に連絡を取った上で6月30日に事情を聴取。

帳簿や会計口座の確認を進めた結果、資金流用の事実が明らかになったということです。

女性職員は不正を認め、返済の意思を示したうえで、6月30日付けで組合を自主退職しています。

組合はチェック体制に不備があったとして、業務分担の見直しや監視体制の構築など再発防止策の検討を進めています。また、組合は新潟県錦鯉協議会への早期賠償に向けて調整を進めるとともに、今後は刑事責任も含めて法的措置を視野に入れて対応するとしています。

最終更新日:Mon, 18 Aug 2025 16:37:43 +0900