

8月28日、ブロンズ像2基が盗まれる被害があった新潟県上越市にある高田城址公園。高騰しているという銅を狙った転売目的の犯行なのか…警察が窃盗事件として捜査しています。
28日、上越市の高田城址公園で、公園内に設置された全26基のブロンズ像のうち、女性の顔とカラスをモチーフにした2基が盗まれました。
上越市によりますと、28日午前8時半ごろ、公園内にある上越市歴史博物館の職員から「あるはずのブロンズ像がない」と市に通報があり、職員が確認したところ、台座部分を残してブロンズ像がなくなっていたということです。
【上越市都市整備課 長谷川謙 課長】
「まっさらな状態で上のブロンズの部分が無くなっているという状況だった。なんでこんなことをするのだろうという気持ちが先にきた」
29日、現場を訪れこう嘆いていたのは公園を管理する市の職員です。盗まれた作品の高さはいずれも50cm程度で、盗難被害は今回が初めてだったといいます。
【上越市都市整備課 長谷川謙 課長】
「警察の方に協力させていただいて、手元に戻ることを願っている」
「返してほしい」と願うのは市民も同じです。
【上越市民】
「像を返してもらえればいいと思う」
【上越市民】
「なぜその2つを選んだのか分からないが、残念な気持ちでいっぱい。こういうことはやめてほしい」
こうしたブロンズ像などの盗難品は転売されるケースもあるといいます。
金属の買い取りなどを行っている新潟市北区の北辰通商。今回、被害に遭ったものを見てもらいました。
【北辰通商 船山大介 代表】
「銅の値段が今ものすごく高くなっているので、こういった銅を盗む人が増えているのかもしれない」
電気自動車の普及により、銅の需要は近年高まっていて、JX金属が発表している銅の国内取引価格の基準は今年7月時点で1トンあたり約149万円と、5年前の同じ時期に比べ75万円以上高くなっています。
ただ、銅に他の金属が混ざっているブロンズは純正の銅に比べ、3割ほど安く取り引きされているため、船山代表は「市場ではほとんど売り物にならない」と話します。
【北辰通商 船山大介 代表】
「金属として売るとなった場合は、その価値に値するのかなとは思う」
上越市は被害届を提出していて、警察は窃盗事件として捜査しています。
最終更新日:Fri, 29 Aug 2025 22:00:00 +0900