
10月28日、新潟市中央区のプールで開かれたのは、第九管区海上保安本部の潜水研修の候補者選考会。
海難救助のスペシャリスト“潜水士”を目指す海上保安官の中から、実際に潜水士を養成する研修への参加者を選ぶため毎年開かれていて、この日は5人が挑戦しました。
選考会で見られる最初のポイントは『潜水能力』。
25mプールを息継ぎなしで泳ぎ切る素潜りに加え、潜水に欠かせない耳抜きの技術も確認されました。
2つ目のポイントは『泳力』。候補者は300m自由形のタイムを競い、スピードや持久力を試されます。
それぞれ訓練の成果を発揮した候補者たちですが、このうち潜水士の研修に参加できるのは2人~3人と狭き門です。
【伏木海上保安部 巡視船やひこ 伊川虎太郎 機関士補】
「東日本大震災のニュースを見て、私も人の役に立つ仕事をしたいと考えて潜水士を志した。高度な知識と技術を持った国民から信頼を得られるような潜水士を目指す」
選考会の結果は来年1月に発表され、選抜された候補者は来年広島で行われる潜水研修に参加します。
最終更新日:Wed, 29 Oct 2025 05:00:00 +0900


