
気温が下がり、紅葉が見頃を迎えている新潟県妙高市の山では10月28日、山頂がうっすら雪化粧。季節のうつろいを感じることができますが、その山の麓にある牧場では、夏の間、放牧されていたウシを農家のもとへ戻す作業が行われました。
紅葉した木々と山頂にうっすらと積もった雪。
目の前に美しい光景が広がる妙高市の笹ヶ峰牧場では、体力づくりなどのため放牧されていたウシを農家のもとに戻す“下牧作業”が行われました。
今年は6月上旬から約5カ月間、69頭のウシが牧場で過ごし、10月28日は41頭が飼い主のもとへ戻ります。
時折、雪が舞い冷たい風も強く吹く中、広大な牧場ですくすくと育ったウシたちはたくましく行進。
中には慣れ親しんだ牧場との別れを惜しむように、トラックに乗るのを拒むウシの姿も。
【JAえちご上越営農部 後藤直行さん】
「今年の夏は暑かったが、ウシも元気に過ごせたようで、一回りも二回りも大きくなって畜産農家の皆さんのところに帰れるのではないかと思っている」
厳しい夏を乗り越え大切に育てられたウシたちは少し寂しそうな表情で帰路につきました。
ウシの放牧は来年も行われます。
最終更新日:Wed, 29 Oct 2025 05:00:00 +0900



