
柏崎刈羽原発の再稼働をめぐり、11月12日、柏崎市の桜井市長と刈羽村の品田村長との三者会談に臨んだ花角知事。立地自治体の再稼働に対する考え方を確認した上で「長い時間をかけないで判断していきたい」と話しました。
12日、就任後初めて柏崎刈羽原発の再稼働問題について柏崎市長・刈羽村長との三者会談を行った花角知事。
【花角知事】
「私は2人の首長さんに今の考えを伺っただけ」
その2人はというと、これまで一貫して再稼働を容認する考えを表明していました。
【刈羽村 品田宏夫 村長】
「再稼働してはいけない、再稼働できない理由は現在ない」
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「柏崎刈羽の原子力発電所の稼働といったものは、新潟県にとっても、柏崎市にとっても、日本にとっても必要であると考える」
注目されるのは、花角知事の再稼働に対する考えですが、非公開で行われた会談では花角知事が自身の考えを明らかにすることはなかったと言います。
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「早くご決断をいただきたいということを申し上げた」
公聴会や県民意識調査など「自身の判断材料を集めることに時間をかけすぎている」と苦言を呈した柏崎市の桜井市長。
会談を終えた花角知事も再稼働の是非について、近く判断する考えを示しています。
【花角知事】
「(2人の考えは)私がこれから判断をするにあたって、当然、頭にとどめなければいけないと思っている。そんなに長い時間かけないで判断していきたいということは言った」
花角知事は11月14日、柏崎刈羽原発を視察するほか、原発の半径5km~30km圏内に位置する自治体の首長と意見交換を行う予定です。
最終更新日:Thu, 13 Nov 2025 19:17:10 +0900




