
11月13日、三条市清掃センター内のゴミ処理施設で火事がありました。リチウムイオン電池の発火が原因とみられ、市は正しいゴミの分別を呼びかけています。
【記者リポート】
「火災があったゴミ処理場。周辺では警察が規制をかけていて、現在も消防による懸命な消火活動が続いています」
13日午前9時前、新潟県三条市福島新田にある三条市清掃センターの従業員から「センター内のゴミ処理施設の破砕機から火が見えて煙が充満している」と消防に通報がありました。
消防車10台が出動して、火は約2時間後に消し止められ、延焼はなく、ケガ人もいませんでした。
消防によりますと、破砕機は不燃ゴミを砕くもので、砕いたゴミをベルトコンベアーで運んでいたところ、突然ゴミから出火したということです。
【近くの工場に勤める人】
「焼却場の登り口の方から煙がすごく出ていて、その前から臭いはしていた。ビニールが焼ける臭い」
【近くの工場に勤める人】
「スロープのところから煙がけっこう出ていたので、それで気付いた。ツーンとするような刺激臭だった」
近隣の会社の関係者などから聞かれた騒然とした出火当時の様子。一方、この施設で火事があったのは今回が初めてではありません。
【近くの工場に勤める人】
「当時はこんなものじゃない。2階の窓から煙が出ていた」
三条市清掃センターでは2022年に正しく分別されていなかったリチウムイオン電池から出火したとみられる火事が発生。約10平方メートルが燃えました。
近年、全国で増加傾向にあるリチウムイオン電池の発火による火事。県によりますと、去年、県内では少なくとも4件発生しています。
市は現場検証の結果、今回もリチウムイオン電池の発火が原因とみられるとして、ゴミの正しい分別など適切な処分を呼びかけています。
最終更新日:Fri, 14 Nov 2025 05:00:00 +0900



