28日の県議会代表質問。この中で県が問われたのは、柏崎刈羽原発が地元にもたらす経済効果についてです。
【自民党 皆川雄二 議員】
「柏崎刈羽原子力発電所で発電した電気は首都圏に送電されることから、再稼働によって、本県においてどのような経済的メリットがあるのか不透明であります」
これに対し、花角知事は「従業員による消費効果や国の交付金による財政効果などが期待される」と述べた一方、経済効果についての調査は不十分だという認識を示しました。そのうえで…
【花角知事】
「県としては、柏崎刈羽原子力発電所による地域経済等への具体的な効果について、議員の指摘を踏まえ、今後、調査を検討してまいりたいと考えている」
こう話し、柏崎刈羽原発の再稼働が地元に与える経済効果についての調査実施に前向きな姿勢を示しました。
一方、県が福島第一原発事故をめぐる3つの検証の総括報告書を取りまとめたことについて、花角知事は再稼働議論をどのように進めるかは、原子力規制委員会の追加検査の状況を見て検討すると述べるにとどめました。最終更新日:Thu, 28 Sep 2023 18:49:58 +0900