【浦島三和 須藤由彦 社長】
「佐渡のナマコは肉厚なので、中国で人気がある。99%ぐらいは中国に行くので、中国の市場というのは、どうしてもなくては困る」
中国の企業と協力し、去年5月に本格稼働させたばかりのナマコの養殖施設。
中国の輸入停止措置で現在養殖している約2億匹のナマコが行き先を失い兼ねない事態となっています。
【浦島三和 須藤由彦 社長】
「ナマコだけはどうしても中国に依存するしかないというところ」
中国では「海の黒いダイヤ」とも呼ばれ、高級食として扱われるナマコ。ホタテなどとは異なり、国内での消費は限られているため、中国への輸出が頼みの綱となっています。
7月も中国を訪れていたという須藤社長。期待も込めて「輸入停止は長引かない」と話しながらも…
【浦島三和 須藤由彦 社長】
「いま、別にアワビを養殖し始めている」
他国との関係に影響されない国内での消費を目的としたアワビの養殖も始めたと言います。
ただ、中国の需要拡大を見越してナマコの養殖施設の増設も行っていたため、願うは早期の輸出再開です。
【浦島三和 須藤由彦 社長】
「政治的にうまく解決できるように、(中国も)いいものというのは分かっているので、安全なものというのは分かっているので、一刻も早く流通ができるようになってもらいたい」最終更新日:Tue, 29 Aug 2023 18:45:52 +0900