8月26日、街に鳴り響く防災無線を聞き、避難場所へと向かう住民。さらに27日も…
【防災無線】
「住民の皆さん、コミュニティセンターへの避難をお願いします」
これは周辺の国から弾道ミサイルが発射され飛来する恐れがあることを想定した訓練で、この週末、見附市と佐渡市でそれぞれ初めて実施されました。
弾道ミサイルをめぐっては、8月24日にも北朝鮮がミサイル技術を使用した発射を強行し失敗したばかりで、その脅威は身近なものとなっています。
訓練は国や新潟県とそれぞれの自治体が主催したもので、参加した住民が地下歩道やコミュニティセンターなど近くの頑丈な建物の中に避難。窓から離れ、頭を守りながら低い姿勢をとるなど身を守る行動を確認しました。
【参加した住民】
「初めての訓練だったので動線確認ができてよかった。もしもの時に備えて、家族で参加できて有意義だった」
一方、市の職員は住民の避難誘導や情報発信、また被害状況の把握など、一連の初動対応の手順を確認しました。
【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「本当に時間がない中、数分の間で逃げなくてはいけない。近くの比較的、堅牢なところ、窓がないところを普段からチェックしておくことが大事」
【見附市 企画調整課 稲田忠義 課長補佐】
「ありとあらゆる有事に備えて、皆さんから危機意識を持ってもらいたいということでやらせていただいた。継続してやっていきたいと思う」
訓練は今回の見附市と佐渡市を含め、今年度県内5つの市で実施されます。最終更新日:Mon, 28 Aug 2023 18:45:01 +0900