数千件の応募から選ばれた“雪下にんじん”
ゴディバ（新潟市中央区）
ゴディバが日本上陸50周年を記念してコラボレーションの相手に選んだのが、新潟県津南町の特産「雪下にんじん」だ。
桑原悠町長がラブコールを送り、数千件の応募の中から選ばれた。
雪下にんじん
6月2日、販売初日を迎え、新潟市中央区の店では。
津南町 桑原悠 町長：
新たな発見！雪下にんじんを知っている私たちも新しい発見
津南町 桑原悠 町長
ゴディバの目に留まった「雪下にんじん」は、新潟市中央区のゴディバの店から110km以上離れた津南町で栽培されている。
雪下にんじん農家 桑原成夫さん：
雪の中からにんじんの頭が出てきたときはうれしい
雪下にんじん農家 桑原成夫さん
桑原成夫さんは5000平方メールある畑で毎年、雪下にんじんを栽培。
雪下にんじん農家 桑原成夫さん：
くせがなく甘みもあって、そういう部分がチョコレートと合うのかな
雪下にんじん畑
3mほど積もる雪の下で冬を越すため、甘味が強くなるのが特長だ。毎年3月には雪下にんじんを掘り出す大会も開かれている。
掘り起こした雪下にんじん
杉山萌奈アナウンサー：
ニンジン特有のえぐみ・くさみが全くなく、フルーツのような甘さ。皮も全然気になりません
杉山萌奈アナウンサー
雪下にんじんの収穫・販売は4月で終わったが、農産物直売所では加工したジュースを手にとる人が多く、やはり津南町を代表する農産物だということが分かる。
（Q．ゴディバを食べたことは？）
津南町に住む人：
食べたことないね。私ら、あんまり食べない。雪下にんじんを県外に送ると「おいしい」と言われるから、何の中に入ってもおいしいと思う
津南町に住む人：
雪下にんじんもゴディバとコラボレーションして有名になってくれればいい
津南町での関心も高まる中、1年ほどの開発期間を経て、雪下にんじんとゴディバジャパンのコラボドリンクが完成した。
杉山萌奈アナウンサー：
にんじん色のソースが上にかかっています。白いホイップクリームはまるで雪のよう。雪の下で育つ雪下にんじんそのものを表現した色合いです
雪下にんじんを使った「ショコリキサー」
ホワイトチョコレートと雪下にんじんのソースを混ぜた「ショコリキサー」の味は…
杉山萌奈アナウンサー：
ホワイトチョコレートの甘みの中に、にんじんが加わることで爽やかな甘みになっています
雪下にんじんのソース
一方、雪下にんじんをカカオフルーツとミックスさせたジュースも。
津南町 桑原悠 町長：
あ～、さっぱり。雪下にんじんの甘みを感じる
杉山萌奈アナウンサー：
雪下にんじんの味が強すぎないので、ライチの酸味と良い具合に混ざり合っています。えぐみ・くさみがなく、甘みが強い雪下にんじんだからこそ出せる味わいだと感じます
雪下にんじんとカカオフルーツのジュース
7月27日までの期間限定だが、全国160店舗以上で販売される雪下にんじんの2つのドリンク。
津南町 桑原悠 町長：
GI地理的表示認証を取ってからすぐ新型コロナ禍だったので、県外に打って出ることができなかった。ゴディバと組んで県外に津南の雪下にんじんを知っていただく良い機会になると思う
雪下にんじん農家 桑原成夫さん：
2022年は肥料も高騰しているし、除雪費も高くなっている。十分、価格に反映され切っていないと思う。知名度が上がることは、販路の部分で必ず役に立つと思う。絶対的な生産量が足りないので、少ない分、知る人が増えて需要が上がることによって、単価が上がっていくのでは
農家も期待を寄せる今回のコラボ！雪の恵みによってもたらされる雪下にんじんを全国に発信していく絶好の機会になりそうだ。
