NGT48の小越春花さんが、新潟市消防局中央消防署を訪れ、体当たりの消防訓練に挑戦。
小越春花さん (以下、小越)
こんにちは、NGT48の小越春花です。今日は新潟市消防局中央消防署にお邪魔しました。
白井さん (以下、白井):
おはようございます。中央消防署の白井です。よろしくお願いします。
小越:
どんなことをやるんですか?
白井:
今日は消防署での活動服に着替えてもらい、火を消す作業を体験してもらいたいと思っています。
活動服に着替え、防火衣への早着替えに挑戦!
小越:
どうですか?初めて着ましたが、すごく好みの色です。似合ってますでしょうか?
白井:
とても似合っていますよ。今すぐにでも現場に出られそうなくらいです。
小越:
なんとですね、ここちょっと見てくださいよ。ちょうどたまたま「小越(おごえ)」と同じ漢字の「おこし」という方がいらっしゃいまして、名札をお借りしています。ありがとうございます。
白井:
消防隊が火災現場で着る防火衣というものを着ていただきます。重さは上下合わせて10kgです。消防隊が出動するのに20秒から30秒で着ますが、今回はその体験をしていただこうと思います。
小越:
この靴の方が重いんですね。大きなカブみたいw
小越:
着てみましたが、絶対30秒じゃ切りませんね。本当にめっちゃ自分の体が重たくって、皮が何倍にも分厚くなった感じがします。
そして白井さんとの防火衣の早着替え対決に。
小越:
普段ライブや劇場公演で5年間早着替えをやってますからね。
白井:
消防職員として負けられないので、頑張ります。それでは始めます。
結果は小越さんの敗北。
小越:
そりゃそうですよね。
白井:
普段も緊急出動がかかるとちょっと焦っちゃったりする時もあるので、訓練が大事だと思います。
消防車に初試乗!
白井:
では、この服のまま消防車に乗ってみたいと思います。中にはいっぱい道具がありますね。これは空気呼吸器で、火災の時に使います。重さは約10キロあります。
小越:
今、体に身につけてるのが10キロあるので、合計で20キロくらいですね。
実際の火災現場を想定した濃煙体験室、室内は一面煙の世界
白井:
続いて、煙の中を体験していただく訓練になっています。
小越:
この先が煙だらけの空間ですね。これは、クリアに向こう側が見えないのは煙があるからですよね。
白井:
そうですね。煙は上の方に行くので、しゃがんでもらって前が全く見えない状態です。壁を触りながら出口を目指して行ってみたいと思います。
小越:
今、これが炊かれている煙は体には害がないって聞きましたけど。
白井:
本当の火災の現場では、一酸化炭素をいっぱい吸って意識がなくなってしまいます。火事で焼けて亡くなるよりも、煙を吸って倒れて動けなくなってなくなる方のほうが多いです。
小越:
訓練だから今、こう落ち着いた気持ちでやれてるけど、本当にそういう現場に遭遇した時にこうやって冷静に対応できるかが大事ですね。
白井:
今からホースを使って的に放水してもらいたいと思います。はい、これを引くと水が出ます。
小越:
私、お花にしか水やったことないんですよw
白井さんに支えていただいてたけど、一人でホースを支えるのがもう絶対無理だろうなって思っちゃうくらい、結構重たいし。
白井:
1人でやってみますか? いつでも大丈夫なように構えてます。
小越:
ごめんなさい、じゃあ行きます。
小越:
(体験して)今、全然違いましたよ。一人でなんかこう体が後ろに持ってかれちゃうんですよね。私の人生史上、平坦な人生がなんか今の一瞬だけピクッとしたような感じでした。
実際の火災の現場って、日が消えるまでにはどのくらいかかるんですか?
白井:
規模によりますが、普通のお家一軒が燃えると、鎮火(火が消えました)まで多分2時間弱くらいかかることもあります。
小越:
今日は一日訓練を体験させていただきました。ありがとうございました。
白井:
私も消防士さんへの憧れで入ったので、やりがいを感じる部分があります。現場で「ありがとう」と言っていただけることもありますから、働きがいはあります。
小越:
いざとなった時でも、こうなんか落ち着いて、優しく対応していただけたら、すごい安心するだろうなって、今日一日思いました。
取材にお伺いしたのは
新潟市消防局中央消防署