県外産の野菜が多く並んでいた1月15日朝の新潟市中央卸売市場。
その中で、新潟を代表する野菜としてこの時期、出荷されるのが…
【杉山萌奈アナウンサー】
「春にかけて新潟の食卓を彩るのが、とう菜です。新潟市では小針菜や女池菜など各地で名前を変えて栽培されています」
冬場の葉物野菜の代表格・とう菜。
その一つが新潟市中央区鳥屋野地区で100年以上にわたって栽培されている「女池菜」です。
【新潟中央青果 徳永直樹 課長代理】
「生産地は(地震で)液状化したなどの影響は聞いていない。ありがたいことに順調に生産できている。(今年は)雪は少ないけど、しっかり雪は降ってくれたし、逆に雪が少ないので収穫しやすい。順調に収穫できている」
今年は日中の気温が高く成長が早いため、出荷量が去年より3割ほど増加。
凍結から身を守るために糖分を作ることで増すと言われている甘さも朝晩の気温の低下や積雪により増してきていると言います。
そして、何よりもうれしいのが価格です。
【新潟中央青果 徳永直樹 課長代理】
「今年の特徴だが、やっぱり雪が少ないこともあって葉菜類出荷が順調。その影響で去年より1~2割安い」
それでも、ほうれん草などほかの葉物野菜よりは高い女池菜。
【新潟中央青果 徳永直樹 課長代理】
「女池菜は新潟の冬の貴重な栄養源として昔から食べられてきた伝統野菜なので、伝統を味わうという意味で食べていただければ」
伝統野菜・女池菜は4月いっぱい味わえます。最終更新日:Mon, 15 Jan 2024 19:11:43 +0900