問題相次いだ柏崎刈羽原発 “運転禁止解除”受け東電が市議会に説明「自分たちで気付き改善を」【新潟】

相次ぐテロ対策の不備を受け、原子力規制委員会から出されていた事実上の運転禁止命令が去年12月に解除された柏崎刈羽原発。
相次ぐテロ対策の不備を受け、原子力規制委員会から出されていた事実上の運転禁止命令が去年12月に解除された柏崎刈羽原発。

これを受け1月26日、柏崎市議会の全員協議会に東京電力の幹部が出席し、立ち入り制限区域へ入るための生体認証装置の設置など、改善策について説明を行いました。

一方で、議員からは問題が相次いでいることに厳しい声もあがりました。

【柏崎市 星野幸彦 市議】
「(市民の)信頼を大きく損なうような不祥事は二度と起こさないということでよろしいでしょうか」

【東京電力 福田俊彦 原子力・立地本部長】
「安全神話につながるので、こういうミス・トラブルがあるということを前提に、その中でもしっかり自分たちで気付き、これを改善していく。われわれ社員だけではなく、協力企業の方も一体となってやっていくということで、こういう事案を減らしていくということだと思う」

また、東電は1月1日の能登半島地震をめぐり、必要に応じ、最新の知見を安全性の評価に反映させると説明しました。

東京電力は今後、住民向けの説明会も開く予定です。最終更新日:Fri, 26 Jan 2024 19:32:15 +0900