「きょう初めて知った」閉店決めたスーパーも… 復旧作業・被害調査急ピッチも地震の爪痕深く

能登半島地震から3週間が経った。液状化の被害の大きかった新潟市では復旧作業と被害調査が急ピッチで行われている。一方で、被害を受けて閉店を決めたスーパーもあった。

地震から3週間、復旧作業が進んでいるが…

能登半島地震から3週間が経った1月22日も復旧作業をする業者の姿や被害調査を進める市の職員の姿などが多く見られた新潟市西区。

住民からは「すごい早く道路とか補修されているし、早いなと思いました」「結構町というか市からお話があったりして、結構一生懸命なのでは十分やってくれてると思う」と業者やボランティアなどの懸命な作業に感謝する声が多く聞かれた一方で、「一生懸命頑張ってもらっているが、床下をあけてみてもらわないと液状化の泥が溜まっているかもしれない。調査が入った上で判定が出てその結果でないと業者に相談もできない」と迅速な建物被害調査の実施を望む声も聞かれた。

修復に多額の費用…閉店を決めたスーパーも

さらに、液状化の被害は住宅以外にも及んでいる。

スーパーリオンドール寺尾東店

新潟市西区のスーパーリオンドール寺尾東店は地震で建物が傾き、修復には多額の費用がかかることから1月31日での閉店を決定。

現在も閉店に向けた作業のため、営業を休止しているが、それを知らずに訪れ、引き返していく地域住民の姿も見られた。

住民:
閉店はきょう初めて知った。まだできたばっかりだった。今までこういう状況はないので…

また、向かいにある坂井輪郵便局の局舎も、地震の被害を受け業務を休止していて、未だ被害の爪痕は色濃く残っている。

(NST新潟総合テレビ)