不適切発言の上越市長に“辞職勧告”決議案可決「非常に重く受け止めている。後日私の考えを…」

今年6月の議会で不適切発言をして市の内外から批判が高まっている新潟県上越市の中川幹太市長。自身の給料のカットにより幕引きを図りたい考えでしたが、市議会はこの条例案を否決し、代わりに市長に対する辞職勧告決議を可決しました。これを受けて、中川市長は「非常に重く受け止めている」と話しました。
今年6月の議会で不適切発言をして市の内外から批判が高まっている新潟県上越市の中川幹太市長。自身の給料のカットにより幕引きを図りたい考えでしたが、市議会はこの条例案を否決し、代わりに市長に対する辞職勧告決議を可決しました。これを受けて、中川市長は「非常に重く受け止めている」と話しました。

【上越市 中川幹太市長】
「自らを強く戒めるため給料の全額を5ヶ月間減額するものとしたところであります」

市議会の臨時会で議題に上がったのは失言を重ねる中川市長が自ら提出した給料の5カ月分を全額カットする条例案です。しかし、給料カットで幕引きを図ろうとする市長に対し、議会からは厳しい声が飛びます。

【上越市議】
「5か月カットで辞職を否定をして、そのようなことで市民の理解はほんとうに得られるのか」

【上越市議】
「これを議会がもし認めてしまえば議会はそれで市長の責任は果たしたとということに等しいことになる」

こうした意見を受けても辞職は否定し続けた中川市長ですが、自身の提出した条例案は否決され、さらに議会は、市長に対する辞職勧告決議案を可決しました。

これを受けて、中川市長は「非常に重く受け止めている」などと話しました。

【上越市 中川幹太市長】
「私の提案した給料減額案が否決されて、辞職勧告決議案が出たことについては非常に重く受け止めております。少し時間をいただいて、後日私の考えについては皆さんにお伝えしたいと、そのように考えております。とにかく辞任を求める声は以前からたくさんの方からいただいておりますので、それも踏まえた上でですね、また考えたいと思っております」

自身の進退については、「後日お伝えする」と繰り返しました。最終更新日:Fri, 19 Jul 2024 19:14:51 +0900