記録的不漁となっている佐渡の寒ブリの状況と旬を迎えた『ヤリイカ』などを紹介します。
1月20日も全国各地から旬を迎えている海の幸が集まった新潟市中央卸売市場。
そんな中、漁業関係者を悩ませているのが…
【山津水産 鮮魚二部養魚課 小出大輝さん】
「今年は佐渡ブリが大不漁になっていて、記録的な水揚げのない状況になっている」
海水温の上昇などにより寒ブリの回遊ルートが変化し、去年に続き、今が旬の佐渡の寒ブリの水揚げがまったくない状況に。
さらに、去年12月時点では記録的な大漁に沸いていた北陸地方の水揚げも今年に入り、漁獲量が減ってしまったといいます。
【山津水産 鮮魚二部養魚課 小出大輝さん】
「(去年と比べ値段は)3割~4割くらいは上がっている」
その一方で、安定した漁獲量で価格も平年並みとなっているのが、今が旬の『ヤリイカ』です。
【山津水産 鮮魚二部養魚課 小出大輝さん】
「今は大型のヤリイカが多くなっている。刺身で食べられるような良いイカが入っている」
春の産卵期に備え、栄養を蓄えた大きいサイズのヤリイカが水揚げされています。
そんなヤリイカをよりおいしく食べるために、鮮度の良いものを見分けるポイントが…
【記者リポート】
「新鮮でおいしいヤリイカの見分け方として、白くにごっておらず、茶色く発色したものが良いということです」
そして、ニシンも漁獲量が安定し、手頃な価格で手に入るのでオススメです。
【山津水産 鮮魚二部養魚課 小出大輝さん】
「この時期のニシンは産卵期を控え、白子を持った魚体が増えている。ヤリイカもニシンも非常に良いものになっているので、ぜひ食べていただきたい」