“トキエア”就航1年 機材トラブルなどによる欠航目立つ…整備・経営面に課題も「確実に改善させながら運航を」

地域航空会社『トキエア』が就航から1周年を迎え、2月1日に記念イベントが行われました。

地域航空会社『トキエア』が就航から1周年を迎え、2月1日に記念イベントが行われました。

1日、新潟空港で多くの親子が見ていたのは、トキエアの機体です。

去年1月31日に札幌丘珠線を就航してから1年が経ち、記念イベントとして航空教室が開かれました。

教室に参加した子どもたちは新潟空港や飛行機について学ぶなど、航空業界についての理解を深めていました。

【子ども】
「飛行機には興味があったので、とてもうれしい」

【子ども】
「トキエアに今度乗ってみたい」

期待が寄せられる一方…

【訪れた人】
「突然欠航とかなると、ちょっとそういうところは心配なので、安全で安心して毎日運航していただければありがたい」

この1年で目立ったのが、機材トラブルなどによる欠航です。

去年12月から1月にかけては合わせて11日間、全便が欠航しました。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「(トラブルが)発生したときに、いかに短く、お客様にご迷惑をおかけしないように運用できるか、ここが我々の大きい課題だと思っている」

今後は格納庫を確保するなど整備環境を改善するほか、軽い不具合の場合には、修理までの時間的猶予を認めてもらえるよう国と調整しているといいます。

こうしたトラブルもあり、目標としていた来年度の黒字化は厳しい見込みで、経営面の立て直しも急務です。

【トキエア 長谷川政樹 社長】
「確実に改善させながら運航してまいりますので、どうぞまたご支援いただきながら、トキエアを応援していただけたらと思う」

トキエアは3月、新たに神戸線の就航を目指します。

最終更新日:Mon, 03 Feb 2025 19:01:13 +0900