
新潟県内は今シーズン最強寒波などの影響で2月、記録的な大雪に見舞われました。この大雪に伴う除雪費用の増加に対し、花角知事は東京を訪れ国の支援を求めました。
3月4日、東京・霞が関を訪れた花角知事。
国土交通省の吉岡幹夫事務次官と面会し手渡したのは、この冬の大雪に関する緊急の要望書です。
2月の強い寒気の影響などで記録的な大雪に見舞われた県内。山沿いでは4mに迫る積雪を観測し、雪の重みで倒壊してしまった建物も。
この冬、雪の事故で14人が死亡、建物被害は84棟に上り、県は8つの市と町に災害救助法を適用しています。
そして、今シーズンの県内の道路除雪費は2月25日までで135億円となっていて、過去最高に膨れ上がる見込みです。
全国の積雪地域を抱える自治体でつくる協議会の会長も務める花角知事はこの日、国交省のほか、総務省や与党の幹部とも面会。
新潟県を含めた自治体の道路除雪などにかかる費用に対し、国による特別交付税などさらなる財政支援を求めました。
【花角知事】
「事情は十分ご理解いただいていたと思う。しっかり『地方財政に影響が出ないように対応を考えます』と言っていただいたので、ご理解いただけると思う」
花角知事はまた、除雪の担い手不足が深刻となる中、作業の効率化につながる新たな技術開発なども求めました。
最終更新日:Tue, 04 Mar 2025 19:26:44 +0900