個人消費は回復傾向も…“コメ高騰”を懸念 日銀・新潟支店長「節約志向の強まり・消費マインド悪化につながらないか注視必要」

日本銀行新潟支店は3月4日、会見を開き、県内の景気について「持ち直している」との基調判断を据え置きました。

日本銀行新潟支店は3月4日、会見を開き、県内の景気について「持ち直している」との基調判断を据え置きました。

【日本銀行 新潟支店 平形尚久 支店長】
「県内景気は原材料高の影響などを受けつつも、持ち直しているという形になっている」

4日の会見で、県内の景気について「持ち直している」との基調判断を示した平形尚久支店長。

県内の個人消費は大雪の影響を受け、一部スーパーなどで客足が鈍る傾向にあったものの、1月・2月ともに売り上げは好調に推移し、回復しているとの見方を示しています。

一方…

【日本銀行新潟支店 平形尚久 支店長】
「特に、コメに関しては高止まり、あるいは価格上昇が続いているほか、今後も価格は下がりにくいとの声が聞かれる」

コメの価格に関しては2月、コシヒカリの販売価格が5kgあたり4363円と過去最高を更新。

今後もさらなる価格上昇が懸念されることから、平形支店長は「消費者の節約志向の強まりや消費マインドの悪化につながらないか注視が必要な状況」としています。

最終更新日:Tue, 04 Mar 2025 19:29:33 +0900