柏崎刈羽原発再稼働の是非問う“県民投票”に 「県民の意思を探る現段階で得られる情報少ない」花角新潟県知事が課題指摘

東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票について、新潟県の花角知事は「県民の意思を確認する今の段階で、二者択一では得られる情報が少ない」と改めて自身の考えを示しました。

東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票について、新潟県の花角知事は「県民の意思を確認する今の段階で、二者択一では得られる情報が少ない」と改めて自身の考えを示しました。

柏崎刈羽原発の再稼働の是非を巡っては先月、県民投票の実施を求める市民団体が、県民投票条例の制定を直接請求しています。

そして8日、花角知事は条例案につける知事意見について、明確な賛否は示さない一方「賛成・反対の二者択一の選択肢では多様な意見を把握できない」などと慎重姿勢を示す意見を正式に公表しました。

9日の会見で、花角知事は県民の意思を探る今の段階において、県民投票で得られる情報は少ないと課題を指摘しました。

【花角知事】
「今のフェーズは県民の意思・受け止めを見極める、探るという段階。ゼロではないけれども得られるものは少ないよねというのが私の気持ち」

県民投票条例案を審議する臨時県議会は、今月16日から3日間の日程で開かれます。

最終更新日:Wed, 09 Apr 2025 11:59:36 +0900