“急性呼吸器感染症”が5類感染症に せき・鼻水などの症状ある患者数を県に報告 速やかな流行把握へ 新潟

厚労省は4月7日から、せきや鼻水といった症状が表れる“急性呼吸器感染症”をインフルエンザなどと同様の5類感染症に位置づけました。新潟県も、こうした症状のある患者数などを集計し、流行の把握に速やかにつなげていく考えです。

厚労省は4月7日から、せきや鼻水といった症状が表れる“急性呼吸器感染症”をインフルエンザなどと同様の5類感染症に位置づけました。新潟県も、こうした症状のある患者数などを集計し、流行の把握に速やかにつなげていく考えです。

厚労省は『急性呼吸器感染症=ARI』を感染症法上の5類に位置づけました。

ARIとは、インフルエンザ・新型コロナなどを含む、せき・のどの痛み・呼吸困難・鼻水・鼻づまりの症状がある病気の総称です。

5類移行に伴い、4月7日にARIの発生動向調査が始まりました。

インフルエンザなどは病原体を調査するのに対し、ARIは『せき・のどの痛み・呼吸困難・鼻水・鼻づまり』の5つの症状について調査。

1つ以上の症状がある患者数について、定点医療機関が県に報告することになります。このARIが監視対象となった背景には…

【県感染症対策・薬務課 安藤啓行 技師】
「新型コロナウイルス感染症の発生の当初のように、その病原体が未知の場合、病原体の確定と診断方法が整備されるまで、その探知が困難であるということが課題として挙げられていた」

ARIの流行を把握することで、今後、未知の病原体が発生した場合に的確な初動対応につながることが期待されます。

最終更新日:Tue, 15 Apr 2025 18:45:50 +0900