
前回、区割りが変更され行われた衆院選挙で5つの選挙区すべてで敗れた自民党。この議席奪還に向け、候補者がまだ決まっていない新潟1区で“公募”を行う方針を発表しました。
【自民党県連 衆議院第1選挙区支部 佐藤純 県議】
「今回、この我々の新潟1区としては、公募で進めさせていただきたいという決定をさせていただいた」
自民党県連の衆議院第一選挙区支部は4月15日、次の衆院選の候補者について支部内でのアンケート調査や協議の結果、公募を実施すると発表しました。
新潟1区では塚田一郎元衆院議員が周囲に出馬の意欲を示していると言います。
しかし、その塚田元衆院議員は2019年の参院選で敗れ、衆院選に鞍替え出馬して以降、小選挙区で2連敗。党本部から候補者を考え直すよう指示があったと言います。
【自民党県連 衆議院第1選挙区支部 佐藤純 県議】
「これ(候補者選定)はあくまでも党本部の判断だが、推測するに小選挙区2回敗北というところ、そして、また惜敗率の問題というのが加味されたのではないかと推測している」
今後は党本部と調整したうえで、公募の期間や条件などを発表する予定ですが、現時点で候補者については知名度や経験は問わないとしています。
【自民党県連 衆議院第1選挙区支部 佐藤純 県議】
「すべてのこだわりを捨てて、どのような方でもきちんと受け入れていく。そして、きちんとした形で我々で選考していく」
1区では2012年にも…
【渡辺惇夫 元県議】
「公募ということで皆さんの意見が一致した」
2009年の選挙で敗れ、現職が不在となった状況で候補者調整が難航。公募で官僚だった石崎徹元衆院議員を擁立した過去があります。
その後の衆院選では自民党に吹いた追い風に乗り、石崎さんが初当選していますが、自民党への逆風が吹き荒れる中、果たして13年ぶりの公募は実を結ぶのか注目です。
最終更新日:Tue, 15 Apr 2025 18:42:08 +0900