
多くの企業で給料日となっている4月25日。新社会人にとっては、初任給ということになりますが、その初任給をめぐってはこんなデータがあります。
民間の信用調査会社の調査では、新入社員の初任給を引き上げると回答した企業が7割に達していました。その引き上げの理由としては、物価や最低賃金の上昇に対応するためという声が多く見られています。
そんなイマドキの初任給事情を街ゆく新入社員に聞いてきました。
■“初任給”イマドキ社会人は何に使う?
今回インタビューを行ったのは、多くの人が行き交う新潟駅前。
【新社会人】
「(Q.初任給は上がった?)上がったみたい」
【新社会人】
「うれしい。思っているよりも上がっていると分かったときは、もうちょっと頑張ろうと思った」
新潟の新社会人からも初任給が上がったという声が聞かれる中…
【齋藤正昂アナウンサー】
「社会人として働いて初めて得たお金・初任給。イマドキの新入社員はどのように使うのでしょうか」
【新社会人】
「使い道はまだ考えていないが、貯金しようと思っている。5月から東京なので、そのためにとっておく」
【新社会人】
「古着が好きなので買いに行こうかなと思っている。(価格は)1万円ちょっとくらい」
【新社会人】
「まだ決まっていない。とりあえず会社で必要なものがちまちま増えているので、それに使おうと思っている。文房具とかハンコも必要になったので」
中でも多く聞かれたのが…
【新社会人】
「家族に使おうと思う」
【新社会人】
「親に色々使いたい」
「親や家族に対して使う」という声です。
【新社会人】
「ずっと大学までお金を出してくれていたので、それに恩返ししたいなと思っている。いつも行っている、ちょっと高めのお店があるのでそこに行きたい」
【新社会人】
「祖父母にはお揃いの名前入りタンブラーとか。両親はまだ考え中だが、ゴールデンウィークに帰ったときにプレゼントしたい」
■人生の先輩たちは“仕事で使う道具”を購入
一方、人生の先輩たちの初任給の使い道は…
【街の人】
「覚えていない。昔すぎて」
【30代】
「覚えていない」
覚えていないという人もいた一方で、イマドキの新社会人とは違った傾向も見られました。
【30代】
「かばんとか必要なものを買ったのでは」
【60代】
「スーツを買った。何十年前の話だけど」
【50代】
「最初は自分の営業用の靴を2足、奮発して買った。今でも履いている」
自分が仕事で使う道具を買ったという人が多いようです。また、親へのプレゼントではこんな意見も。
【50代】
「家族にお菓子を買ったような記憶がある」
【70代】
「生まれた家に全部送った。感謝の意味で、『俺が稼げるようになったんだよ』という意味で。それを何に使ったかは聞いてないけど」
人生で一度しかもらえない初任給。皆さんはどのように使いましたか。
食事やプレゼントなど、その形は様々ですが、この機会だからこそ感謝の気持ちを伝えるのもいいかもしれません。
■親・家族へのプレゼント 一番多いのは“レストランなどでの食事”
初任給で贈りたい親や家族へのプレゼントでは「レストランなどでの食事」が一番多く、次いで「食品やお酒」「親と一緒に行く旅行」となりました。
この結果について、アンケートを実施した会社の近藤取締役は「社会人として経済的に自立するタイミングで、まずは身近な家族への感謝を表したいと考える傾向が続いている」「食や旅行を通じたコミュニケーションを大切にしたいという価値観がうかがえる」と分析しています。
最終更新日:Fri, 25 Apr 2025 18:48:58 +0900