

新潟県教育委員会は、昨年度の教職員による体罰及び不適切な言動についての実態調査の結果を発表しました。
県内すべての公立・私立の小学校から高校までを対象に行われた調査の結果によりますと、公立小学校で3件、私立高校で2件の体罰が確認されました。
公立小学校の事案では、休み時間にタブレットの使用について教職員が指導する際、指導を受け入れなかった児童の首元をつかんで、教室まで引っ張るなどの体罰が確認されています。
私立高校の事案では、授業中に指導を受け入れなかった生徒の頬を平手打ちするなどの体罰が確認されています。
体罰を受けた児童や生徒は現在、通常通り登校し、学校生活を送っているということです。
また、「殺すぞ」などの発言や、机やいすを蹴り倒すなど暴力的な言動が公立小学校で7件、公立中学校で3件、公立高校で6件、私立高校で1件確認されています。
2023年度と比べ、学校全体で体罰が4件、暴力的な言動は11件減少しています。
県は体罰や暴力的な言動が起きたことを重く受け止め、教職員への指導を行い体罰などの撲滅に務めるとともに、事案が発生した場合には、速やかに報告ができる態勢を徹底するとしています。
最終更新日:Thu, 19 Jun 2025 05:00:00 +0900