JA新潟厚生連 昨年度純損益は約30億円の赤字 職員賞与カットや分娩休止など経営改革進め見通しから44億円改善

県内11の病院を運営するJA新潟厚生連が昨年度の決算を公表しました。純損益は30億2200万円の赤字となり、去年8月時点の見込みから約44億円改善しました。

県内11の病院を運営するJA新潟厚生連が昨年度の決算を公表しました。純損益は30億2200万円の赤字となり、去年8月時点の見込みから約44億円改善しました。

JA新潟厚生連によりますと、昨年度決算の純損益は30億2200万円の赤字で、本業のもうけを示す事業損益は43億円7800万円の赤字でした。

県内11の病院を運営するJA新潟厚生連は去年、患者数の減少や物価高騰などにより厳しい経営状況に陥っていることを公表。

去年8月時点で純損益が約74億円の赤字となる見通しを示していましたが、職員の賞与削減のほか村上総合病院の分娩休止など、診療科の縮小や廃止を行い、赤字幅を44億円圧縮しました。

今年度は県や病院の立地自治体から、緊急支援を含め44億円の財政支援が入る見込みで、JA新潟厚生連は「依然厳しい状況にあり、地域に必要な医療提供のため経営改革に取り組む」としています。

最終更新日:Thu, 19 Jun 2025 13:00:17 +0900