

三条市のスーパーで28日、随意契約による備蓄米が販売され、開店前から多くの人が列を作りました。
28日朝、三条市のスーパーに開店前からできていた行列。目的は店の特設コーナーに並べられた備蓄米です。
こちらの店舗では今月上旬にも競争入札による備蓄米を販売していて、客からより多くの販売を求める声が寄せられていたといいます。
【スーパーマルセン 太田雅悠専務】
「日頃から『備蓄米はこのスーパーに入るの?』『いつ入るの?』とかいう声をいただいていた」
そこで今回新たに随意契約による2021年産の備蓄米、いわゆる“古古古米”を仕入れ、この日5キロ入り50袋が用意されました。競争入札による備蓄米と比べさらに安く2000円を切る価格に設定。さっそく多くの客が備蓄米を手に取っていきました。
【買い物客は】
「格安で試食させてもらって美味しかった。いいと思って(買った)」
「コメをなかなか買えない。ありがたい」
農水省の27日の発表によりますと、先週1週間にスーパーやホームセンターなどで販売された備蓄米を含むコメの価格は5キロあたり平均3835円と値下がり傾向にあります。一方こちらの店では、一部の問屋からコメの仕入れ量に制限がかけられるなど、備蓄米の流通によるコメ不足解消の実感はいまだ薄いといいます。
【スーパーマルセン 太田雅悠専務】
「コメは依然潤沢ではなく、まだ不足気味。もう少し簡単に必要な時に必要な分を仕入れられると我々としてはいい」
コメを巡ってはまた、農水省が27日に関税ゼロの輸入米の入札を例年より前倒しで実施し、3万トン全てが落札されています。
最終更新日:Sat, 28 Jun 2025 18:17:36 +0900