『三越跡地再開発』人手不足で停滞する中…“補助金の上限”定めない新潟市に市議から「設定すべき」の声

停滞している新潟市中央区の新潟三越跡地周辺の再開発をめぐり、新潟市議会で補助金のあり方について議論が交わされました。
NST新潟総合テレビ

停滞している新潟市中央区の新潟三越跡地周辺の再開発をめぐり、新潟市議会で補助金のあり方について議論が交わされました。

9月16日、新潟市議会の一般質問で議題にあがったのは、新潟三越跡地周辺の再開発事業。

再開発をめぐっては、商業施設や住宅が入る高層ビルの建設が予定されていますが、建設業界の人手不足などを背景に計画が進んでいません。

市は事業に協力する意向を示す建設会社が現れたとしていますが、事業化の具体的なメドなどについて、いまだ説明はありません。

こうした中、16日は再開発事業をめぐる補助金の上限を定めていない市の姿勢が問いただされました。

【高橋三義 新潟市議】
「上限は設定すべき。特に高層ビルの建設費は50%も高騰している」

【新潟市都市政策部 鈴木浩信 部長】
「事業の停滞、さらには廃止につながる恐れがあることから、事業の前提条件である補助金の上限を今の段階では設けることは考えていない」

税金が使われることなどから「事業費が決まってからではなく、あらかじめ補助の上限を決めるべき」という議員の主張に対し、市は改めて上限を設定しない考えを示しました。

最終更新日:Wed, 17 Sep 2025 05:00:00 +0900