大雪による“立ち往生”想定した訓練 支援物資の配布・避難誘導…各機関が対応確認「安全に利用できるよう体制強化へ」新潟

本格的な雪のシーズンを前に、国土交通省などが大雪により大規模な車の立ち往生が発生したことを想定し、乗員への支援物資の調達・配布などの手順を確認する訓練を行いました。

本格的な雪のシーズンを前に、国土交通省などが大雪により大規模な車の立ち往生が発生したことを想定し、乗員への支援物資の調達・配布などの手順を確認する訓練を行いました。

11月10日、新潟市中央区で行われた訓練には、国土交通省・北陸地方整備局や北陸信越運輸局のほか、新潟地方気象台などから81人が参加しました。

訓練は、大雪の影響で、国道で複数の車の事故やスタックが発生し、約1000台の車が立ち往生。解消には24時間以上が必要となる想定で行われました。

訓練では、実際に屋外で現地の対応拠点を立ち上げ、本部との情報交換や止まっている車に対して食料や簡易トイレといった支援物資を配布。

【齋藤正昂アナウンサー】
「立ち往生した車の燃料が切れそうということで、ガソリンを積んだバギーが現場に到着しました」

そのほか、物資補充の支援や急病人の搬送など現地での関係機関との連携や乗員を避難所に誘導する手順を確認し、これからの時期、いつ起こるか分からない大規模な車の立ち往生に備えました。

【北陸地方整備局 石田和典 統括防災官】
「現地の対応場所だとか各機関の連携・連絡調整について、それぞれの役割を十分確認できた訓練だった。安全にご利用いただけるように、体制を整えて強化していく所存。道路利用者の皆様も各種情報に注意を払っていただきながら、日々の生活を送っていただきたい」

北陸地方整備局は大雪が予想される際には、不要不急の外出を避けるよう呼びかけています。

最終更新日:Mon, 10 Nov 2025 18:42:45 +0900