

JA全農にいがたは2026年産のコメの仮渡し金を発表した。前年を大幅に下回る額に農家からは「あまりにも安すぎる」との声が聞かれた。農家の思いと現状を取材した。
■“仮渡し金”4割減「あまりにも安すぎる」

新潟県弥彦村で開かれていたのは、県内の農家などが集まる会議。
コメの価格について話題に上がり、「仮渡金が1万8500円、これはハンデですよ」との意見も…。

JA全農にいがたはコメを集荷する際に各地域のJAに支払う2026年の仮渡し金を発表。
60kgあたり一般コシヒカリで1万8500円、新之助で1万9000円など前年と比べ、いずれも4割近く下がった。
コメ農家の堀井修さんは「1万8500円というのはあまりにも安すぎる。去年の価格からすると半分。物価は上がっている。なんで、いま半分にしなければならないのか」と語気を強めた。
■“廃業”危惧する声も「燃料・機械・肥料、全部上がってコメだけが下がっている」

五泉市の稲作農家・今井一元さんも頭を悩ませる一人だ。
「予想は皆さんある程度していたが、実際財布の中身を確認すると今年も厳しい」

25年産のコメの価格高騰などを背景に、民間在庫量が過去最大となる中で大幅に下落した仮渡し金。
今井さんは今後、価格がさらに下落すれば、廃業も考えなければいけないと危惧する。
今井さんは「燃料・機械・肥料、全部上がってコメだけが下がっている状態なので、厳しい経営が続く、もしくは経営が成り立たないような形になるのではないか。農地は農地として守っていかなければならない、ただそこには金額とか景気があるから、思いだけではなかなか厳しい」と話した。
これから本格的に収穫の時期を迎える中、生産者はその価格を注視している。
最終更新日:Sat, 22 Aug 2026 19:00:00 +0900




