新潟県妙高市にある燕温泉。その温泉街をさらに奥へ進んだ先に現れる露天風呂「黄金の湯」を取材した。
妙高山麓で最も標高の高い温泉地
燕温泉は、妙高山麓に点在する7つの温泉地のひとつで、その中でも最も標高が高く、約1100メートルに位置している。かつてこの地では岩ツバメが群れをなして飛び交っていたことから、「燕温泉」と名付けられたと伝えられている。
現在は数軒の温泉宿が営業していて、レトロな雰囲気が漂う温泉街だ。
「徒歩約10分」の先に待つ絶景
温泉街を抜けた先にあるのが「黄金の湯」だ。ただ、車で直接行くことはできない。利用者は駐車場に車を停め、徒歩で向かう。案内板には「ここから徒歩約10分」と書かれているが、実際には急な坂道が続き、運動不足の身にはなかなかこたえる道のりだ。
途中には薬師堂があり、そこから雄大な景色を一望できる。
取材当日は雨が降ったりやんだりの天気だったが、眼下に雲が広がる幻想的な風景を楽しむことができた。
大自然に囲まれた開放感あふれる露天風呂
薬師堂から舗装された小道をさらに進むと、目的地の「黄金の湯」に到着する。
基本的には無料で利用できるが、入口には「おさいせん箱」と書かれた箱が設置されている。ここに入れられたお金は、清掃や維持管理のために活用されているという。
浴場にはかけ湯をするための桶が置かれているだけで、水道やシャワーはない。
男女の浴槽の間には岩を積み上げた仕切りや入口付近の目隠しが設けられているものの、それ以外は木々に囲まれた開放的な空間だ。もちろん屋根もなく、自然を間近に感じながら入浴できる。
“トリプル美人の湯”と呼ばれる名湯
源泉掛け流しの湯は、青みがかった乳白色。さらりとした肌触りが特徴で、美肌効果が期待できるとされる3種類の温泉成分を含むことから、「トリプル美人の湯」とも呼ばれている。
温泉に身を沈めると、山の静寂と澄んだ空気に包まれ、まさに秘湯ならではの贅沢な時間を味わえる。
秋には周囲が黄金色に染まる
「黄金の湯」は、秋の紅葉シーズンになるとさらにその魅力を増す。
周囲の山々や木々が黄金色に染まり、温泉を包み込む景色はまさに絶景。「黄金の湯」の名にふさわしい美しい光景が広がる。
登山客にも人気の癒やしスポット
この温泉は妙高山・燕温泉登山口の近くに位置しているため、登山を終えた後に立ち寄り、疲れた体を癒やしてから帰路につく登山客も多いという。
標高1100メートルの大自然の中にたたずむ「黄金の湯」。冬季は利用不可、それ以外は日の出から日没まで利用可能だ。週に2度ほど清掃の時間もあり、その時間は利用できない。
秘湯ならではの魅力を存分に味わえる、燕温泉屈指の人気スポットだ。










