〈殺人事件〉19日間にわたった“広範囲の規制”…規制線の中で一体何が?住民「警察が何度も…」【新潟】

新潟県上越市で会社役員の男性が殺害された事件から6月20日で20日となります。いまだ犯人の逮捕には至っていないものの、警察は19日、現場周辺の規制線を一部解除しました。規制線の中で一体、何が起きていたのか取材しました。
新潟県上越市で会社役員の男性が殺害された事件から6月20日で20日となります。いまだ犯人の逮捕には至っていないものの、警察は19日、現場周辺の規制線を一部解除しました。規制線の中で一体、何が起きていたのか取材しました。

6月1日、上越市大貫の自宅駐車場で自動車販売会社の社長・中村礼治さん(62)が何者かによって殺害されました。

警察は事件発生直後から現場となった中村さんの自宅につながる南北の道路、直径約400mの範囲を規制し、住民以外の立ち入りを禁止しました。

【記者リポート】
「事件現場周辺に広く張られていた規制線は現在解除されていて、車や人が通れるようになっています」

19日、一部の規制線が解除されましたが、19日にわたって広範囲を規制する異例の対応に。規制線の中では一体何が行われていたのか…。

〈1〉凶器の捜索
中村さんの頭頂部にはハンマーのような物で複数回殴られた傷があり、警察は凶器となったハンマーの様な物が捨てられた可能性が高いとみて、周辺を捜索していたと言います。

【規制線内の住民】
「凶器が見つからないというので家の周りを見させてくれと、ぐるぐると何回も。特にそっち側は崖になっていて、投げられていないかと何回も来た」

【規制線内の住民】
「凶器を探していた。こんなところにあるわけないんだと思うけど、一応みんな、しらみつぶしに探したのでは」

〈2〉逃走経路
事件現場の目撃情報などから、警察は犯人が徒歩で逃走したとみて捜査。

道路だけでなく、家の間を抜けて逃走した可能性もあることから、規制線内では何度も捜査員が聞き込みをしていたほか、周辺の足跡を捜索する場面も見られたと言います。

この19日間で重要な証拠を得ることができたのか…。捜査本部は現場で目撃された黒っぽい服を着た男とみられる人物の行方を追っています。最終更新日:Tue, 20 Jun 2023 18:44:30 +0900