「“我が子だったら”と思って見て」母・早紀江さんが訴え 拉致被害者・横田めぐみさんの写真展【新潟】

北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの写真展が2日、東京で始まりました。母・早紀江さんは「自分だったら、我が子だったら」と思って見て欲しいと訴えました。
北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの写真展が2日、東京で始まりました。母・早紀江さんは「自分だったら、我が子だったら」と思って見て欲しいと訴えました。

東京都内で2日から始まったのは、拉致被害者・横田めぐみさんと家族の写真を展示する写真展です。

【横田早紀江さん】
「私たちはめぐみちゃんのことを”幻の女の子”だなと思うくらい」

46年前、新潟市の寄居中学校からの帰宅途中に北朝鮮の工作員に拉致された横田めぐみさんの写真展。この写真展では、3年前に亡くなった父・滋さんが、めぐみさん誕生から拉致されるまでの13年間に撮りためた写真や、めぐみさんが着用していた服などが展示されています。

【横田早紀江さん】
「必ず(めぐみさんが)帰ってきた時に、これを着てたのよ、こんなもの持ってたのよと見せてあげたい」

こう話すめぐみさんの母・早紀江さんは87歳に。帰国を果たせていない拉致被害者の親世代で健在なのは、有本恵子さんの父・明弘さんと早紀江さんの2人のみとなってしまいました。

【横田早紀江さん】
「とにかく元気でいるんだ、私の命がなくなるまでは信じてあげて、必ず日本の土を踏ませてあげたいと願っています」

自身の体調不安も抱えながら、政府には一刻も早い救出を訴えています。

【横田早紀江さん】
「本当に心から一人一人が我がことのように、我が子がこうだったら、このまま放っておいたら、またいつかこういうことが起こるかもしれない、それくらいの思いでみんなが日本の親として一緒になって、戦っていただきたいと心からお願い致します」最終更新日:Wed, 02 Aug 2023 19:03:56 +0900