ブリやタラ 猛暑の影響は“冬の魚”にも… 入荷量減少・価格上昇も「これから落ち着く」【新潟】

冷え込みも強まり、秋の深まりを感じる中、これから旬を迎える魚にも猛暑の影響が出ているようです。
冷え込みも強まり、秋の深まりを感じる中、これから旬を迎える魚にも猛暑の影響が出ているようです。

10月23日午前5時、競りの声が響いていた新潟市中央卸売市場。

【記者リポート】
「ずらりと冬の味覚・ブリが並んでいますが、今年は夏の猛暑の影響で全体的に出荷が遅れているということです」

今年の夏、農作物に被害をもたらした猛暑。ブリやタラといったこれから旬を迎える魚にもその影響が出ています。

【新潟冷蔵鮮冷部第1課 齋藤政嗣さん】
「感覚的には1カ月くらい遅れているかなという感じ。やっと涼しくなってきたので、これから入荷が増えてくるのではないかと思っている」

海水温がなかなか下がらなかったため、漁に出ても冬の魚がとれず、例年と比べて入荷自体が少ないといいます。入荷量が少ないため価格にも影響が…

【新潟冷蔵鮮冷部第1課 齋藤政嗣さん】
「価格は例年に比べて高くなっているが、間違いなくこれから入荷が出てくると思うので、価格は落ち着いてくると思われる」

価格は例年に比べて2割~3割高くなっていますが、今後、海水温が下がり、入荷量が増えれば価格は平年並みに下がる見込みです。

これからの時期、鍋や刺身などで重宝されるブリとタラ。

【新潟冷蔵鮮冷部第1課 齋藤政嗣さん】
「ブリはやっぱり刺身がおすすめ。タラは生で食べられないので、鍋だったり煮付けだったり、定番の食べ方が一番だと思う。非常におすすめとなっているので、この時期にぜひ食べてもらいたいと思っている」最終更新日:Mon, 23 Oct 2023 19:05:06 +0900