病院近くの“調剤薬局”を経営する会社が破産申請へ 負債額は約1億2000万円に【新潟・村上市】

新潟県村上市で調剤薬局の経営をしていたウィスタリアが事後処理を弁護士に一任し、破産による整理を予定していることが分かりました。
新潟県村上市で調剤薬局の経営をしていたウィスタリアが事後処理を弁護士に一任し、破産による整理を予定していることが分かりました。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、ウィスタリアは2005年6月に設立された調剤薬局で、ウィスタリア村上薬局として「村上記念病院」の患者を対象とした門前薬局として展開していました。

2020年12月にJA新潟厚生連「村上総合病院」が開業し、新潟県の県北地域の基幹病院となる大型の診療施設であることから、病院の患者を取り込むべく、2020年12月にウィスタリア緑町薬局を開設。しかし、他社との競争激化などで利用者が思うように伸びず、2022年3月期の売上高は前期の約5000万円から約1700万円に落ち込み、赤字を計上していました。2023年3月期の売上高は約3200万円に回復していたものの、赤字決算からの脱却には至らず、店舗新設に伴う投資負担も重かったものとみられ、今回の事態に至りました。

負債総額は約1億2000万円に上るということです。最終更新日:Tue, 19 Sep 2023 10:17:31 +0900