新潟市中央区にある料亭「一〆」は創業以来、国産のウナギにこだわって提供を続ける老舗店。
梅雨が明けた先週末から客が増え、今年は客足が新型ウイルス禍前の状況に戻りつつあるといいます。
【料亭一〆 中込健太郎 代表取締役】
「去年は7対3くらいでテイクアウトが多かったが、今年の予約は今のところ半々くらい。できたてを食べてもらえるのが一番いい点だと思う」
その出来立ての味を求め、平日のこの日もサラリーマンの姿が。
【客】
「暑さに負けないためにウナギを食べようということで来た」
【客】
「夏には欠かさず1、2回食べる。ふっくらしていておいしい」
訪れた人をうならせるおいしさの秘密は、継ぎ足し継ぎ足しながら守ってきた秘伝のタレ。そして、一〆がこだわり続けている国産のウナギにあります。
【料亭一〆 中込健太郎 代表取締役】
「やっぱり国産はいいし、国産の中でもいいところを選別して仕入れるようにしている。国産のほうが身がやわらかくておいしい」
こだわりのうな重。その味は…
【松尾和泉アナウンサー】
「身がふっくらしていて、とてもやわらかいです。甘辛いタレがごはんにも染み込んでいておいしいです」
一方で、ウナギにも価格高騰の波が押し寄せています。
一〆では今年4月、うな重の値段を200円値上げ。それでもギリギリの状況が続いていると言います。
【料亭一〆 中込健太郎 代表取締役】
「ウナギは取れ高が少なくなっていて、価格が高騰したまま。ずっと付き合ってきた仕入れ先にお願いをしてルートの確保をして、うちに供給していただけるような体制を取っている」
多くの人に食べてもらうためにも量を確保して、価格を抑えたい考えです。
【料亭一〆 中込健太郎 代表取締役】
「暑くなってきた。一〆のウナギをぜひ食べていただいて、暑さを乗り切っていただければと思っている」
土用の丑の日に合わせて、一〆では例年と変わらない1000食分のうな重を用意しているということです。最終更新日:Tue, 25 Jul 2023 18:59:03 +0900