老舗洋菓子店“ニューフタバ”など運営 双葉商事が事業停止 負債額は約5700万円【新潟】

新潟県新発田市の双葉商事が7月3日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが分かりました。
新潟県新発田市の双葉商事が7月3日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが分かりました。

民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店によりますと、双葉商事は1973年10月に設立された洋菓子製造販売業者で、近年は「ニューフタバ」の店名で新発田市内に洋菓子店を3店舗展開していました。過去には食品スーパー内に複数の洋菓子店をテナント出店、多店舗展開を背景に2001年3月期には年売上高約1億5000万円をあげていました。

しかし、不採算などを背景にテナント店を相次いで閉鎖。その後は3店舗の運営にとどまり、年売上高は5000万円弱で推移していました。さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響で来店客が大きく減少。2022年3月期の年売上高は約2000万円にまで低下し、赤字決算となっていました。その後も売り上げ低迷や原材料・エネルギー価格の高騰で厳しい資金繰りが続く中、従業員の高齢化や人手不足、製造設備の老朽化への対応ができず、事業継続を断念したということです。

負債額は約5700万円でした。最終更新日:Fri, 14 Jul 2023 14:23:44 +0900