創建から1231年という長い歴史を持つ佐渡市新穂地区の牛尾神社。日が沈むころ、かがり火がたかれ、奉納されたのは薪能です。
演目は、杜若。花の精であるシテが在原業平の読んだ歌をもとに舞い踊りました。
【観光客】
「長野県から来ました。どうしてもこれが見たくてこのために佐渡に来ました」
「初めて見た、北海道から来て、すごく感動しました」
翌日の例祭では約10年ぶりに佐渡神楽の一つ「猿田彦の舞」を奉納。この地に災いが起こらないよう四方を踏み固め、清める所作が特徴です。
【観光客】
「こういった島の文化を学びに京都から来たが、すごく素朴なネイティブなものがまだ残っていて、感銘を受けた」
さらに、今年は子どもが神のとなり御輿を先導する「下り羽」も4年ぶりにお披露目され、年長の園児5人が太鼓や鼓に挑戦しました。
本番を前に練習を重ねてきた子どもたち。
【佐山眞理子 宮司】
「いい形で発表・表現していただければ、牛尾神社の天狗さんも神様も喜んでくれると思いますので」
その期待通り、本番では堂々とした姿を披露しました。
少子化の影響もあり今回初めて女の子も参加した「下り羽」。伝統ある牛尾神社に新たな歴史が刻まれました。最終更新日:Thu, 15 Jun 2023 18:54:20 +0900