1230年超の歴史…佐渡・牛尾神社の例祭 観光客を魅了 子どもが御輿を先導する“下り羽”も【新潟】

1230年を超える長い歴史を持つ佐渡市の牛尾神社で、薪能や神楽などを奉納する例祭が行われました。県外から訪れた観光客は佐渡に伝わる文化に触れ魅了されていました。
1230年を超える長い歴史を持つ佐渡市の牛尾神社で、薪能や神楽などを奉納する例祭が行われました。県外から訪れた観光客は佐渡に伝わる文化に触れ魅了されていました。

創建から1231年という長い歴史を持つ佐渡市新穂地区の牛尾神社。日が沈むころ、かがり火がたかれ、奉納されたのは薪能です。

演目は、杜若。花の精であるシテが在原業平の読んだ歌をもとに舞い踊りました。

【観光客】
「長野県から来ました。どうしてもこれが見たくてこのために佐渡に来ました」
「初めて見た、北海道から来て、すごく感動しました」

翌日の例祭では約10年ぶりに佐渡神楽の一つ「猿田彦の舞」を奉納。この地に災いが起こらないよう四方を踏み固め、清める所作が特徴です。

【観光客】
「こういった島の文化を学びに京都から来たが、すごく素朴なネイティブなものがまだ残っていて、感銘を受けた」

さらに、今年は子どもが神のとなり御輿を先導する「下り羽」も4年ぶりにお披露目され、年長の園児5人が太鼓や鼓に挑戦しました。

本番を前に練習を重ねてきた子どもたち。

【佐山眞理子 宮司】
「いい形で発表・表現していただければ、牛尾神社の天狗さんも神様も喜んでくれると思いますので」

その期待通り、本番では堂々とした姿を披露しました。

少子化の影響もあり今回初めて女の子も参加した「下り羽」。伝統ある牛尾神社に新たな歴史が刻まれました。最終更新日:Thu, 15 Jun 2023 18:54:20 +0900