午前6時の佐渡市、漁師が20人がかりで定置網を引き上げます。その先にあったのは大量の寒ブリです。
佐渡市では今シーズン最も多い275本が水揚げされました。
【大船頭 山本勝さん】
「とにかく一日でも早く、もっと大量にきてもらうしかない」
温暖化などにより、シーズンを迎えたにも関わらず寒ブリの不漁に悩まされていた漁師たち。12月4日には「寒ブリ大漁まつり」が4年ぶりに開催されましたが…
【訪れた人】
「寒ブリが見たくて来たけど、イナダでした(笑)」
祭壇にまつられたのはイナダ、寒ブリレースに登場したのはワラサと、寒ブリのない異例の祭りとなりました。
26日朝の大漁によって、市場にもまるまると太って脂ののった寒ブリが並びます。
中には12kg近い寒ブリも!1kg当たり約2000円で競り落とされました。
待ちに待った大漁に、関係者も喜びの声を口にします。
【内海府漁業生産組合 本間信俊 組合長】
「ブリが揚がり売上アップということで喜んでいる。ちょうどお正月シーズンにいいブリがとれたので、皆さんに安いブリを食べてもらえればと思う」
佐渡の寒ブリ漁は来年の2月末まで続く見込みです。最終更新日:Tue, 26 Dec 2023 18:41:30 +0900